DIZZY MIZZ LIZZY
デンマークのバンドである。
ギター&ボーカル、ベース、ドラムという3人編成。
このバンドに対する私の印象は、
ホタルのようなバンドだなぁ
である。
まず、その存在期間が短いことがある。
1994年にデビュー。
そして、96年のセカンドアルバム後に解散。
その儚さは、まさにホタル。
そして次に、メロディもホタルっぽいことがあげられる。
六甲のおいしい水のような透明感。
哀愁バリバリではなく、そこはかとなく漂う哀愁。
まさに、夏の夜に田舎の水辺を舞うホタルだ。
そんなDIZZY(以下略)の魅力を一番感じられる曲は、
Gloryという曲。
イントロのどぉん(フロアタムの一発)から、シンコペーションで
決めるエンディングまで、メロディ、音ともに全てが良い。
特にイントロ(サビ兼用)のリフは一度聴いたら絶対に忘れられん。
そして、何といってもリフの後に来る7拍子だ。
コレが最高。
7拍子は通常4+3で使用するが、この曲の場合は5+2という使い方
をしている。(多分)
極端に言えば、5拍子+オマケというようなリズムである。
これが流れるようなリフに対する、強烈なアクセントの効果となっているのだ。
それでいて違和感のない変拍子の使い方がすばらしい。
ドラムの視点でいえば、まずハイハットの音がとても良い。
ライドシンバルのクリスタルな音を聴いて、PAISTEを使っていると思っていたが
オフィシャルページを見ると、どうやらZildjanを使用しているようだ。
そして、ブリッジからサビに移るときのバスドラの16分2つ打ちも正確で心地よい。
この曲はかなりのヘビーローテーションで聴いているが、全く飽きない。
単純そうだが、奥深い。
幻想的な美しさと儚さを備えたホタルバンド。
DIZZY MIZZ LIZZY
彼らは今でも孤高の存在である。
ホタルゥゥゥ
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Trackback by Images and Words — 2005年7月13日(水曜日) @ 12時36分08秒