与件との距離
ジャミラ・パヤシさんにインスパイアされたので書きます。
事例は取り組む回数を増やせば増やすほど、奥が深いことに大抵のヒトが気づきます。
そして、いつの間にかアラサガシをするような勢いで読むようになることが多いと思います。
そうなるのは当然だと思います。
事例に取り組んだ後で解答・解説を読むと、ほんの些細な言い回しや、
極端に言えば、たったひとつの単語を根拠として論理を展開している場合が
あるからです。
「それは問題が悪い。」
と考えるヒトは稀で、ほとんどのヒトは
「あぁ、そういうふうに考えなければ合格レベルに到達しないのか・・・。」
と考えるから、次に与件に取り組むときは、どうしても細かい表現を全てすくい上げようとするのだと思います。
だから、アラサガシっぽく与件を読むようになってしまうのだと思います。
私はどちらかといえば、「問題が悪い」と言っていたほうなので、ダメ側ですが。
そんな私の与件の取り組み方は、
1.事例企業の規模と業種を読む(まず間違いなく文頭に書いてある)
2.設問を読む。
3.何も考えずに与件を速読する。
4.与件を速読しながら、問題点や気になる点を余白に箇条書きでメモする。(いっぱい)
5.メモしたことが正しいのかどうかの裏付けをとるために与件を精読する。
6.各設問に取り組む。(できそうだと感じた設問から)
1と2は教えられたとおり、実行しているだけですが。。。
与件を速読するのは、森を見るため。
与件を精読するのは、木をみるため。
というように意識しながら読んでました。
初心者のころに与件を読んだときの感覚も重要だと、私は思ってました。
実際はどうなのかわかりませんが。。。
実際に、H16年に受けた本試験の問題用紙を見ると(今もとっておいています)
余白にメモが残っています。
内容は恥ずかしいので言えませんが。
いずれにしても、ヒトによってやり方は違って当然だと思いますが、
与件に近づきすぎない。
与件から離れすぎない。
どちらも必要だと思います。
コメント
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ウマゴンたけうちさん、
参考になるエントリありがとうございます。
>与件に近づきすぎない。
>与件から離れすぎない。
まさにそのとおりですね。
受験生活も4年目に突入し、
事例に対し客観的な見方が
出来なくなっている気がします。
もう一度初心に帰ってやり直しますか。
それにしても
恥ずかしいメモの内容が気になります。。。
Comment by パヤシ — 2006年1月26日(木曜日) @ 13時16分30秒
める。
「森をみて木をみる」、「木をみて森をみる」の両方を実行すればよいのだと思ってます。
メモは、低レベルという意味で恥ずかしいということです。
ひとつ晒しておくと、事例1は
「この社長なら、リストラ(指名解雇)はない」
です。
合っているかどうかは分かりませんが、この内容を元に
方向性を絞った気がします。
めるめるめ〜。
Comment by たけうち — 2006年1月26日(木曜日) @ 13時43分51秒