独立するヒトもいれば、会社勤めするヒトもいます。
　
　
これは例えてみると
川なのか金魚バチなのかということなんじゃないかと思うんですね。
　
　
会社勤めのヒトは、金魚バチで飼われている金魚で
独立するヒトは、川にいる魚みたいな存在だと思うんですよ。
　
　
金魚バチにいるかぎり、毎日決まった時間に決まった分だけエサをもらえますよね。
　
でも川にいる魚は、自分でエサを獲らないとダメなんですよ。
　
周りには天敵もいますし、危険なんですよね。金魚バチと比べて。
　
　
これを「リスクが高い」というふうに表現したりするんですね。
　
　
では、なぜヒトは独立したがるんでしょう？
　
　
それは、川にいる魚はリスクが高い代わりにリターンが大きいんですね。
反面、金魚バチはリスクが低い代わりにリターンも少ないんですね。
　
リターンというのは、何もエサのことだけではありません。
　
川だったら自分の好きなところに自由に移動できますし、
気に入ったエサだけを獲ることもできるんですよ。
　
　
自由度が高いんですね。
やりたいと思ったことができるわけですよ。
　
　
これを人間の世界では、「自己実現」といいます。
　
　
要するに、独立するヒトたちは
「自己実現」をめざして独立するんじゃないかなと思うわけですよ。
　
　
（2006年2月21日　ラポール枚方　会議室にて）