経営情報システムに出てくるＯＬＴＰやＯＬＡＰの類ではない。

正式にはOrange County Drum&PercussionというL.Aにあるドラムメーカーである。

正月に大阪に帰省した際、心斎橋の三木楽器で初めてＯＣＤＰのスネアを体験した。

最初は、シェルに大きな穴が開けられている上に木胴の上からアクリルのような透明なシェルがカバーされており、その見た目の気持ち悪さから、素通りしてラディックやＤＷをいくつか試していた。

すると自分が叩いているスネアの音にかぶさって、モノ凄い音が聞こえてくるではないか。
別の客が試奏していたのだ。

その音をズバリ形容する言葉は残念ながら、私のセンスでは見つからない。

まず、何といっても音がデカいのだ。
その秘密はおそらくあの気持ち悪い穴にあると思う。（VentHoleと呼ぶらしい）

そして、何とも言い難いあの音質。金属的だが決して細くない音。さらに反応が異常に良い。

聞けばシェルが他のブランドと違って恐ろしく厚い。
10ply、20plyは当たり前、30、40plyまであるそうだ。
ありえない・・・。今迄こぞって薄いシェルを競い合っていた他のメーカーと全く逆である。

例えてみれば、細ければ細いほど良しとされているファッションモデル界に、いきなり森公美子を登場させるようなものだ。

今まで全く知らんかった。。。こんなメーカー。

見た目はともかく、音は最高に気に入ったので、店員に値段を聞いてみた。

で、帰ってきた答えは
「はい。36万5千円ですぅ。」

値段も厚い。