最近502教室を見ていると風邪をひかれている受験生の方が多いと感じる。
私自身も昨年は風邪をひきまくった。勉強すると疲れるため抵抗力が弱るのだろう。

中身を読まずとも、ヘッドラインのタイトルを見ているだけでもその傾向がわかる。

「風邪ひいたくさいです」
「ダウン気味」
「ちょっとダウンです」
など。（受験生Blogのタイトルから引用）

寝込んでしまうと勉強時間がとれなくなるため、受験生にとっては風邪やインフルエンザは大敵である。

一方で、kokさんのブログを読んでいてふと思ったのが、損切りと学習計画変更は同じなのではないかということである。

損切りとは、文字通り買った株が値下がりした時に損を覚悟で売ってしまうことである。
上がるのを待つより、さっさと損切りしてしまって次の銘柄を探すほうが結局儲かるという考え方である。

この考え方を受験勉強に応用すると、「ちょっと疲れたなぁ」と自覚した時は、さっさと勉強を切り上げて寝てしまい、翌日以降に備えるほうが結局効果的な勉強ができると考えられるのではないか。

仮に、平日@4h、休日@12h勉強する受験生が木曜日に「ちょっと疲れたなぁ」状態になったとすると、

無理して4h勉強し金曜・土曜寝込む　⇒　損失：△16h

無理せず木曜は寝て、翌日復活　⇒　損失：△4h

勉強を切り上げることをここでは「勉切り」と呼ぶことにすると、
勉切りしてもしなくても勉強時間は確実に減るが、勉切りしたほうが損失の拡大が防げるのだ。

損切りも勉切りも多少の痛みを伴うので勇気のいることではあるが、
長期的で戦略的な視点でみればプラスになるのではないかと考える。

診断士受験のゴールは、勉強時間を確保することではなく合格すること
株式投資のゴールは、月間や年間ではなく、それをやめた時の損益がプラスであること

これを「詭弁」という。
そして、私が受験時代に土日をオフにした「言い訳」ともいう。