一休さんは本当に「すきす(略)」と思われていたのか?
正確には、一休 宗純。臨済宗大徳寺派の禅僧である。
ご存知のとおり、アニメ漫画における描写は、現実とはかなりかけ離れている。
彼は、奇行を繰り返したと言われているが、
奇行というのは、大勢と反対の行為をしていることにすぎないといえないだろうか。
しかも大勢側からみた一方的な見方にすぎないのではないか。
天動説を否定した者、巨大な既得権益を壊そうとした者。
このような人たちも、奇人・変人などと呼ばれていた。
一休の奇行と呼ばれる行為は、仏教の権威や形骸化などに対する批判の現れといわれている。
イノベーターは批判されやすい。評価されにくい。
評価されるのは、かなり時間が経過した後と決まっている。
芸術の世界でも、本人の死後にようやく認められたという例は数え切れない。
一休の残した言葉で、最も強烈に頭に焼き付いているものがある。
門松は 冥土の旅の一里塚 めでたくもあり めでたくもなし
アニメ『一休さん』の最終回で、杖にドクロをつけて京都の町を歩き回るシーンがあったと思う。
アニメと実際の一休が一致した描写である。
そして、6/8拍子に乗って
「すき すき すき すき すきっ すきぃ♪」
などと明るく歌っている場合ではないと認識した瞬間である。
生きることというのは死ぬことである。
生まれ落ちた瞬間に死へのカウントダウンが始まるのだ。
重要なのは、そのカウントがゼロになるまでの間に、
どれだけ悔いのない時間を過ごすことができたかどうかである。
言い換えれば、やりたいことにどれだけ集中してやることができたのか。
ということである。
やりたいことに集中している間は、何物にも邪魔をされてはならない。
病気、事故、他人などなど。。。。
悔いの残らない人生を
一休の言葉はそう聞こえるのだ。
病気に負けるな!
コメント
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どうもご無沙汰です。
まだリンクを残してくれてありがとうございます。
お手数ではございますが、当方のURLを変更して頂ければ、
幸いです。
http://karimero.no-blog.jp
よろしくお願い致します。
(記事内容とは、関係ないコメントで、すいません)
Comment by karimero — 2006年3月17日(金曜日) @ 04時21分10秒
遅くなりました。
リンク変更完了です。
ニールモデルのスネアは欲しいのですが、
高すぎて私には買えません。。。
Comment by たけうち — 2006年3月20日(月曜日) @ 09時53分29秒